アフターピルという避妊法は、今避妊方法の中でもメジャーになっていますが、薬局で簡単に手に入るような薬でも容易に飲む薬でもありません。
しかし、医薬品なので医師の処方があれば安全に服用することができます。
ここでは、アフターピルが手に入るまでの流れを解説していきます。
アフターピルは薬局で買える?
2022年現在、アフターピルを薬局・ドラッグストアなどで購入することはできません。
理由として、日本の薬事法で医師の処方せんが必要な「医療用医薬品」に分類されているため、医師の診療を受ける必要があるからです。
しかし、医師の診療を受け、処方せんを発行してもらえば、処方せんを扱っているドラッグストアなどで薬を受け取ることが可能です。
どちらにしても、医師の診察・薬の説明などを受ける必要があるので、アフターピルは店頭で購入できる薬ではありません。
薬局でアフターピルを買おうとした人がなるべく早く手に入れる方法は?
アフターピルをできるだけ早く手に入れたいと思う方もいるでしょう。
そういったときには次のような行動を取ってください。
また、アフターピルは基本的に72時間以内の服用で高い避妊率が期待できます。それも踏まえて参考にしてみましょう。
近所の産婦人科やクリニックで診察を受ける
一番身近な方法として、近所の産婦人科やクリニックで受診することです。
どこでもアフターピルを扱っているわけではないですし、アフターピルにも種類があります。
問い合わせをして来院するようにしましょう。
産婦人科やクリニックで診察を受ける場合
- 産婦人科に問い合わせをおこなう
- 予約をする
- 専門医による診察
- 処方せんを発行
- 薬局にてアフターピルを受け取る
以上のような流れでアフターピルを受け取ることができます。
しかし、アフターピルをもらうまでの経緯を説明することや、知人に会った場合気まずいなどの理由から敷居が高いと言われることも多いでしょう。
問い合わせから予約・受診まで時間がかかるのはやはり気も焦ってしまいます。
また、コロナ禍などで病院に行きたくないという方も多いのではないでしょうか。「人と接する」「時間が掛かる」というデメリットを感じてしまいます。
オンラインで診察可能なクリニックで診察を受ける
普通の産婦人科やクリニックに比べ、オンラインで診察が可能なクリニックもあります。
実際に病院に行って診察してもらうよりも早く受診ができ、アフターピルの種類などもネットで全て書いてあるので、選びやすい特徴もあります。
オンライン診療を受ける場合
- 予約を取る
- 専門医によるチャット・ビデオ通話による診察
- 処方せん発行
- 薬の発送
以上の工程でとても簡単でしかも早いという特徴があります。アフターピルの処方は時間が勝負というところがあります。
そういった場合、オンライン診療の方がダントツで早く診療して、アフターピルもすぐ手元に来るでしょう。
おすすめのオンライン診療ができるクリニック
ここではオンライン診療ができるおすすめのクリニックを紹介しましょう。
クリニックフォア
クリニックフォアは、オンライン診療でアフターピルの処方ができるクリニックです。アプリなども要らず、初診からオンラインで薬の処方が可能なので早いのも特徴です。
アフターピルの種類は、ノルレボ(72時間以内服用)、エラ(120時間以内服用)と5日間対応のアフターピルも置いてあるので安心です。
どちらも9,680円(税込)なので高額なのでは?という心配もありません。ノルレボのジェネリックではないものは17,600円(税込)です。
診療はスマホやパソコンなど自宅や好きな場所から受診可能で、お薬は最短翌日到着です。また、家族に知られたくない方にもプライバシーに配慮した梱包をおこなってくれます。
決済はクレジットカード、アマゾンペイGMO後払い、代引き、銀行・郵便局、コンビニ後払い、LINEPayでの支払いも可能なので大変便利です。
スマルナ
スマルナはアプリで診察、最短で即日発送ができるオンライン診察アプリです。
オンライン処方に特化しており、産婦人科医がおすすめするオンラインピル処方サービスNo1※にもなっています。※日本コンシューマーリサーチ調べ 2021年11月期ブランド名イメージ調査
また、ピルの服用有無に関わらず、無料で専門医に相談が可能です。
また、スマルナは全国各位の医師から自分で医師を選べるのも魅力の一つです。医師とのやり取りはビデオ通話とチャットの両方から選ぶことができます。
決済もNP後払いで、コンビニ、郵便局、銀行、LINEPayで支払いが可能です。発送は18時までの決済で当日発送、最短翌日ポストに届きます。
アプリで簡単にオンライン診察を受けることができるので、若い女性などにも大変人気のオンラインピル処方サービスです。

アフターピルを使う際の注意点
アフターピルを使用する際に、知っておくべきことや注意点をいくつか解説します。
まず、アフターピルには大きく分けて3種類あり、ヤッペ法・レボノルゲストレル法、エラ法とあります。
種類 | 避妊率 | 服用法 |
ヤッペ法 | 約57%(72時間以内) | 2回服用 |
レボノルゲストレル法 | 約95%(72時間以内) | 1回服用 |
エラ法 | 約98%(120時間以内) | 1回服用 |
今多くのクリニックで使用されているのが、レボノルゲストレル法です。
避妊率が高く、副作用も少ないことから多くのクリニックで使われています。
また、効果が高く120時間と長い時間持続することから、エラ法を扱うクリニックもありますが、国内の認可がおりていないアフターピルなので、安全性を優先する場合はレボノルゲストレル法を用いたアフターピルがおすすめです。
注意点として挙げられること
- 必ず性行後72時間以内に服用すること
- 早ければ早いほど効果が高くなるので、できるだけ早く飲むこと
- 医師の判断を聞いてアフターピルを飲むこと
- 自身でアフターピルの量を増やさない
- 次の生理までの性交で、妊娠する可能性もあるのでコンドームなどで避妊をする
- 月経予定日を一週間過ぎても出血がない場合、妊娠検査薬を使用する
- アフターピル内服後80%以上の女性が生理の予定日前から2日後に消退出血する
以上のようなことに注意をする必要があります。
アフターピルを飲む際に副作用などもあるので、不安な点や不正出血などがあった場合は、必ず専門医へ相談をするようにしましょう。
内服後の過ごし方
内服後、不安な生活を送らないように、また間違った知識で妊娠してしまわないように、アフターピル内服後の生活にも注意が必要です。
- アフターピル服用後から出血があるまでできるだけ性交渉は避けましょう。
- 出血が生理予定日より一週間以上遅れている場合、出血量が少ない場合は妊娠検査薬や専門医への相談を行いましょう。
- 月経予定日に出血があっても、妊娠初期の不正出血を起こしている可能性もあります。
- アフターピルは長期間の避妊薬ではありません。
- 性交渉をする場合、低用量ピルの服用やコンドームなどで確実な避妊をしましょう。
確実に今回の性交渉で、妊娠してしまったのかということを見定めるためにも、アフターピル服用後の性交渉は控えるようにしましょう。
また、生理の時期を把握して、正確に妊娠していないかを判断するようにしましょう。
薬局で買えなくても諦めないで!どちらの方法でもアフターピルはまだ間に合います
アフターピルは薬局で買えない医薬品ではありますが、基本72時間以内の服用で高い避妊効果を持っています。
産婦人科やクリニックに行く方法でも、オンライン診療でも、あなたがまだ性交渉後から時間が短いのであれば、避妊をすることは可能です。
クリニックによっては120時間以内対応のアフターピルを扱っていることもあるので、まだ間に合うということを忘れないようにしましょう。

放置せずに、まずはクリニックで診察を受けてみよう
もし、避妊を失敗してしまったり妊娠の可能性を感じるのであれば、放置することはせず、まずはクリニックで診察を受けるようにしましょう。
今回紹介したオンライン診療ができるクリニックではプライバシーも守られます。
アフターピルの発送も、即日発送が可能なので時間が過ぎてしまっていても、オンライン診療でまだ時間に余裕があるかもしれないということを知っておきましょう。
あなたが今不安で仕方なければ、今回紹介したオンライン診療を受けてみてくださいね。