身長が伸びる成分を多く含む食べ物まとめ

身長が伸びる成分を多く含む食べ物まとめ

身長を伸ばすためには、成長に必要な栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

この記事では身長を伸ばすために大切なこと・逆に身長が伸び止まる原因になる食事や生活習慣についてもまとめましたので、できる範囲で日々の生活を改め、取り入れてみてください。

目次

身長を伸ばしたいのなら食べ物が大事になる

身長を伸ばすためには、体を成長させる土台をしっかりと作る必要があります。

その中でも食事はとても大切で、身長が伸びるタイミングで十分に栄養素がとれていないと一番身長が伸びる時期とされている『成長スパート』に思うように身長が伸びないということが起こってしまいます。

いかに成長期に栄養素を補給し、体内に吸収できるかが鍵となってきます。

身長の伸びに影響する栄養素や食べ物

身長を伸ばすために必要な栄養素には、『たんぱく質』『カルシウム』『ビタミンD』『ビタミンK』などが挙げられます。

栄養素はチームになって働いているので、どれか一つを多くとれば良いというものではありません。

満遍なく摂取するようにしましょう。

タンパク質は最重要

たんぱく質は、肉・魚・大豆・卵・乳製品に多く含まれています。

筋肉や骨などを作る際の主成分で、体の中で働く酵素やホルモンなどを作る際にも必要になる栄養素です。

たんぱく質は、コラーゲンの材料になり身長を伸ばすのに重要な骨端線の軟骨を作ります。

食品名100gあたりの含有量
マグロ32.8g
とりささみ23.9g
豚ヒレ22.2g
プロセスチーズ22.7g

カルシウムも欠かせない

カルシウムは、人体に最も多く存在するミネラルで骨や歯の主成分です。

動物性食品に多く、中でも牛乳や乳製品類に豊富に含まれています。

魚介では骨ごと食べれる小魚や、からごと食べれる桜エビ、しらす干しに多く含まれています。

カルシウムが直接骨を伸ばしていくわけではありませんが、カルシウムの摂取量が不十分だと本来伸びるはずだった身長が阻害されて伸びなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。

食品名100gあたりの含有量
桜エビ630mg
プロセスチーズ630mg
しらす干し520mg
ワカサギ450mg

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収や代謝を助ける、骨や歯の形成や成長促進に不可欠な栄養素です。紫外線により皮膚でも生成される特徴があります。

ビタミンDが不足すると子供の場合『くる病』、成人の場合『骨軟化症』という骨の異常が出てしまうことがあります。

主に魚介類や、きのこ類に多く含まれています。

食品名100gあたりの含有量
アンコウ(肝)110μg
キクラゲ(乾燥)85.4μg
マイワシ(丸干し)50μg
筋子47μg

ビタミンK

ビタミンKは吸収されたカルシウムが骨に沈着するのを助けます。

ビタミンDと並んで、健康的な骨を作るのに欠かせないビタミンです。

緑色の野菜や海藻、発酵食品に豊富に含まれています。

食品名100gあたりの含有量
ひきわり納豆930μg
パセリ850μg
モロヘイヤ640μg
あしたば500μg

足りない栄養素はサプリメントから摂取しよう

食事から栄養素を摂取することが一番大切ではありますが、どうしてもとりきれないことが出てくると思います。

身長が伸びる成長期の栄養補助サプリメントや、プロテインなどを使用することも重要です。

特に成長期は、消費する分も多いので体を成長させる分も十分とる必要があります。

これはNG!身長の伸びが悪くなる3つの食生活

身長を伸ばすためには、骨を伸ばす材料になる栄養素を十分に摂取する必要がありますが、不足していたり、摂取しているのに体内で阻害されてうまく取り入れられていない場合があります。

以下にまとめたことを参考にし、一つ一つ取り組んでみましょう。

栄養バランスが悪い

栄養バランスが悪くなってしまうと、『体の不調が起こる』『集中力が低下してしまう』などが起こりやすくなります。

身長を伸ばすためには、エネルギーの十分な確保をした上で、骨や筋肉を作る栄養素を含んだ食材を組み合わせていく必要があります。

好き嫌いをせず、いろんな食材を食べるようにしましょう。

三食とらない

食事を抜いてしまうと、1日に必要なエネルギー量が足りず体は成長のためにエネルギーを使うことができず、結果身長が伸びなくなる要因を招いてしまいます。

せっかく体を大きくしたり、身長を伸ばしたいと生活習慣の改善に取り組んでいても必要なエネルギーが不足していれば、骨の代謝にも影響が出てしまい思うように利用されないこともあります。

一部の栄養素に偏ることなく、主食・主菜・副菜を揃えた食事をとるように心がけましょう。

間食をしてしまう

間食をすることが悪いというわけではありませんが、市販のスナック菓子やチョコ・クッキーなどはエネルギーが高いものが多く食べすぎると肥満の原因になります。

また、成長に必要な栄養素を含んでいるものが少ないため、お菓子でお腹がいっぱいになり食事が食べられない状況が起こってしまうと、骨に必要な栄養素をとれなくなり身長が伸びにくくなってしまうことが考えられます。

スナック菓子にはカルシウムを体外へ排出してしまう『リン酸塩』が含まれていることが多いため、こういった食品をとりすぎると骨への影響も出てきてしまいます。

『間食=甘いもの』という考えから、『体を作る補食』というように考えを変え、食事でとりきれなかった栄養素を摂取する機会という風に切り替えましょう。

食べ物と身長についてのよくある質問

身長を伸ばすために『〇〇をすると良い』と色んな情報が飛び交っていますね。

そんなよくある質問についてまとめました。

背を伸ばしたいなら牛乳は飲んだほうがいいですか?

牛乳に多く含まれている『カルシウム』は背を伸ばすためにとても大切な働きをしているため、積極的に摂取したいところです。

ですが牛乳を飲んでいれば身長が伸びるということではなく、その他にも成長に必要な『たんぱく質』『ビタミン類』も一緒に摂取することが重要です。

どの時間に食事をすればいいですか?

食事の時間帯は、毎日できるだけ変わることなく朝・昼・晩一定時間にとることをお勧めします。

朝ご飯を抜いてしまうと、体がきちんと目覚めず、だるさや倦怠感、集中力の低下等が起こります。

昼ご飯は、学生の場合であれば決まった時間に給食やお弁当を食べると思いますので比較的問題はないかと思います。

夕ご飯は、各家庭でバラバラの時間に食べている場合も考えられますが、できるだけ寝る2時間〜3時間間には済ませるようにして、胃腸の負担にならないようにしましょう。

夜遅くに食事をとってしまうと成長ホルモンが十分に分泌できず、身長が思うように伸びなくなる原因になります。

また夜遅くに食べると体は消化・吸収にエネルギーを使うことになるので、深い眠りに着くことができず睡眠の質の低下にも繋がります。

できるだけ決まった時間に、規則的に食べるようにすることが大切です。

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