身長が何歳くらいまで伸びるのか?知りたい方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
身長が一番伸びる『成長スパート』と呼ばれる時期があり、体重や身長を記録しておくことでいつ頃くるのか予想することができます。
成長期以降も身長をのばすことは可能ではありますが、いくつかポイントがありますので参考にしてください。
身長が伸びやすい時期である成長スパートの時に、身長を伸ばす方法を実践していくことで、成長をサポートすることができるので見逃さないようにしましょう。
身長って何歳まで伸びるものなの?
身長は一般的に思春期(12〜17歳頃)の体の変化から2〜3年程度で伸び止まるようです。
身長が伸びるのは、骨の両端にある骨端線という軟骨が膨張することによって起こるのですが、思春期を終えると骨端線は閉じてしまいます。
一度身長が伸び止まるとそれ以降は伸びることはないと言われていますが、骨端線が柔らかいうちに、いかに骨を伸ばす環境を整えてあげるかによって身長が伸びるかどうかが決まるので個人差があります。
男子は17〜18歳前後
男子の場合、骨端線が固まってくるのが平均的に見ると18歳前後と言われています。
17歳だと高校2年生くらいの年齢であるため、まだ身長が伸びる可能性があると思われます。
女子は15〜16歳前後
女子の場合、16歳前後と言われています。
男子に比べて発育が早く、9歳くらいから身長が伸びるピークが始まっています。
高校生くらいであれば、まだ成長期ですので身長が伸びる可能性があると思われます。
まれに20歳を超えても伸びる人もいる
個人差はありますが、成人を迎えている場合でも身長が伸びる方もいます。
成人の場合は、ストレッチなどで姿勢を改善することや筋トレをしてをして体勢を維持できるかどうかが大切です。
成長スパートと成長期の終わりにはそれぞれ兆候がある
成長スパートとは子供の身長が伸びる時期のことを言います。
特に思春期に訪れる成長期は『成長スパート』と言われ身長を大きく伸ばすために大切な時期となります。
子供の身長が伸びる時期は2回あり、赤ちゃん、乳児期に1回と小児期を経て思春期に1回、そして成長期へ入ります。
また、思春期に入ってくると性ホルモンの影響を大きく受けます。
性ホルモンは身長を伸ばす働きがあるとともに、骨の成長を止めてしまうこともわかっています。
男女で成長のスピードが異なりますので体重や身長の記録をし、タイミングを逃さないことが大切です。
まず体重が増えてから身長スパートに入る
身長と体重はセットで考える必要があります。
身長が急激に伸びる時期には、体重も同様に増えていくことが研究でわかっています。
背が伸びている時期に、3ヶ月間同じ体重を維持している場合は注意が必要で、6ヶ月間変わらない場合は『成長曲線』を確認し成長スパートを見逃さないようにしましょう。
成長期の終わりのサインはある?
性的発達は決まった順番で現れてくると言われており、その変化スピードは個人差がありますが、男子では声変わりや、髭・脇毛が生えてくることが成長期の終わりのサインと言えます。
女子の場合は、脇毛が生える・成人の乳房の大きさに達することが挙げられます。
また、初潮が起こると身長の伸びが止まってくるのでこちらの成長の終わりのサインと言えるかもしれません。
成長期に一気に背を伸ばすために心がけたい2つのこと
成長期に身長を伸ばすためには、いくつかポイントがあります。
男子の場合13〜17歳、女子の場合は男子よりも成長スパートが早くくるためこの時期に食事や睡眠時間・睡眠の質を改善させることで身長が伸びる可能性が高まります。
生活習慣を改善し、食事内容の見直しをしていきましょう。
栄養バランスのいい食事
『身長を伸ばす食べ物や、栄養素はあるの?』と聞かれると、そういった食品はありません。
栄養素は単独で働くのではなく、いろんなものを取り入れることでチームになり働いてくれます。
好き嫌いをせず、さまざまなものを食べるようにしましょう。
特に、身長を伸ばすために必要とされているものをご紹介したいと思います。
たんぱく質
たんぱく質は、筋肉を作るのに必要な栄養素です。筋肉は骨とくっついている骨格筋が多くの割合を占めているため、骨と一緒に成長を伴うことが理想的であると考えられています。
又、たんぱく質は身長を伸ばす上で大切な働きをするホルモンを合成する際に必要な栄養素です。
成長に伴ってたんぱく質の必要量も増えるため、身長と体重の変化を確認しながらそれに合わせて摂取するようにしましょう。
カルシウム
骨を作る働きをしてくれている栄養素に、カルシウムが挙げられます。
カルシウムは骨の60%を占め、骨の健康に必要な成分の一つです。
たくさん食べたとしても、体内に吸収される量は限られている為、こまめに摂取する必要があります。
カルシウムは体内で吸収されにくい栄養素なので、効率よく吸収されるように助けてくれるビタミンDや、ビタミンKを一緒に摂るとさらに良いです。
砂糖や塩分をたくさん含んでいるお菓子の撮りすぎや、インスタント食品の過剰摂取はカルシウムの吸収を阻害していることがありますので食べ過ぎには注意が必要です。
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を促す上、骨にカルシウムが沈着するのを助ける働きもあり、一緒に摂ることでカルシウムを効率よく摂取できます。
その他にも筋力を強くする働きがあると言われています。
ビタミンDは油に溶ける性質のある脂溶性ビタミンのため、動物性食品からの摂取や、炒め物など油を使う料理と組み合わせると吸収率が上がることも重要です。
ビタミンK
吸収されたカルシウムが骨に沈着するのを助けます。ビタミンDと並んで健康な骨を作るのに欠かせないビタミンです。
油に溶ける性質のある脂溶性ビタミンのため加熱しても壊れにくく、炒め物など油を使った料理と組み合わせると吸収率を上げることができます。
この他にも代謝に必要なビタミン、ミネラルがありますので偏らないようにしましょう。
また、活動量に見合った適量の炭水化物も一緒に摂ることが大切です。
成長期のダイエットで低エネルギー食をしてしまうと、たんぱく質はエネルギー源として使われてしまうため身長を伸ばすことに繋がりません。
ご飯やパンなどの炭水化物を制限してしまうと、身長を伸ばすよりも体の生命維持や体温保持にエネルギーとして使われるようになってしまうので注意が必要です。
食事から栄養素を摂取することが一番ですが、足りない栄養素はサプリメントで補うことも大切です。
中高生向けの身長を伸ばすサプリ(栄養サポートサプリ)が販売されています。

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規則正しい生活を行う
身長を伸ばすためには、食事だけはなく生活習慣も重要になってきます。
成長期に十分な質の高い睡眠をとり、適度な運動を行うことが大切です。
睡眠の質を上げる
身長を伸ばす上で成長ホルモンの分泌が欠かせません。
成長ホルモンは眠りについてから2時間くらいまでの一番深い眠りのときに大量に分泌されますが、眠りが浅いと分泌がされにくくなってしまいます。
睡眠環境を整えて、深い眠りにつけるように工夫をしましょう。
寝る前にスマホやテレビゲームなどの明るい光の刺激を浴びてしまうと、メラトニンという睡眠の質をあげる働きをするホルモンの分泌が少なくなってしまいます。
睡眠時間の確保
早寝早起きを心がけて、1日7〜8時間の睡眠時間を確保したいところです。
塾や、部活、習い事などで睡眠時間が短くなってきているのが現状です。
睡眠時間が少ないと成長ホルモンの分泌が低下し、夜間の分泌量が乱れてきてしまいます。

睡眠前のスマホなどは使用しない
寝る前にスマホやテレビゲームなどの明るい光の刺激を浴びてしまうと、メラトニンという睡眠の質をあげる働きをするホルモンの分泌が少なくなってしまいます。
睡眠前はできるだけ刺激の強い光は見ないようにして、部屋は薄暗くし睡眠時間をたっぷりととるようにしましょう。
適度な運動
軽いジョギングやウォーキングなどの運動をし、体に刺激が入ることで骨端線が活発に働きはじめます。
その他にも、運動をすることで食欲が増加すると食事量も増えてくるので成長に必要な栄養素をたくさんとれるきっかけになりますし、筋肉を動かすことで成長ホルモンの分泌が促進されるので身長を伸ばすきっかけに繋がります。
体を動かすと疲れをとるために質の良い睡眠に入ることができます。
成長期と身長についてのよくある質問
成長期に大きく伸びる身長ですが、個人差がありますので全員に当てはまるかと言われるとそうでないこともあります。
よくある質問をまとめましたので参考にしてください。
- 成長スパートではどれくらい身長が伸びますか?
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大きな成長を見せる第二次成長期には、男子の場合1年間で約10〜12センチ程度、女子の場合約8センチ程度伸びると言われています。
- 男子よりも女子のほうが成長期が早いのはなぜですか?
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女子の方が男子に比べて成長が早いのは、ホルモンの影響を受けているからと言われています。
成長期を迎えると、女性ホルモンが分泌されてそれと同時に成長ホルモンが分泌されます。

